最終更新日 2024年10月24日 by hawri
不動産担保ローンは、不動産投資においてレバレッジの役割を果たします。
レバレッジという言葉は、FXで使われることが多い言葉ですが、不動産経営においても重要になってきます。
国内FXの場合、レバレッジは最大で25倍に設定することができます。
例えば、100万円の資金を持っている人なら、通常は100万円分の取引しかできませんが、レバレッジを25倍にすることで、2500万円分の取引をすることができます。
海外FXでは、レバレッジを100倍~500倍程度に設定できるところもあります。
当然ですが、取引額が増えればリスクも上昇しますので、余裕のある資金で投資を行うことが重要です。
不動産経営でも、不動産担保ローンを利用することでレバレッジをかけることができます。
例えば、1000万円の資金しかない人は、1000万円以下の賃貸アパートや、ワンルームマンションなどしか購入することができず、利益もわずかになってしまうでしょう。
不動産担保ローンを利用して、4000万円を借りることができれば、最大で5000万円程度のマンションが購入できます。
高額な物件を購入すれば、必ずしもそれに応じた利益が得られるわけではありませんが、物件の選択肢が増えることで、優良な物件を探しやすくなります。
出典画像:不動産 担保 融資
不動産担保ローンでは、頭金を最低でも2割は入れるべきであると言われているので、1000万円の資金を持っている人なら、5000万円程度の物件が限度になるでしょう。
フルローンを組める場合もありますが、よほど収益性の高い物件であり、本人の年収などの属性も良好であるケースでないと難しいです。
不動産経営は資金がゼロでも始められると言われていますが、実際には1000万円程度の資金はあることが望ましいです。
また、銀行にもよりますが、「年収が450万円以上」といった条件がつけられていることが多いです。
銀行によっては、「年収700万円以上」という厳しい条件がつけられていることもあります。
一般的には、住宅ローンよりも審査は厳しいと言われています。
不動産経営を始める時、物件を一括で購入すれば、ローンの利息もかからず、破綻のリスクはありませんが、レバレッジをかけられるという不動産経営のメリットを1つ失うことになります。
3000万円程度の資金を持っており、一括で不動産を購入できる場合でも、不動産担保ローンを利用して、5000万円~1億円程度の物件も選択肢に入れてみると良いでしょう。